さよならの朝に約束の花を飾ろう 感想①(ネタバレあり)
映画『さよならの朝に約束の花を飾ろう』(通称:さよ朝)を見ました。
結論から言うと、「傑作」でした。
最初から最後までこんなに泣いた映画は初めてです。
それから、人が死ななくても人との別れやすれ違いで泣いたのも初めてでした。
この作品は一般向けではないですが、だからこそ都合のいい展開がなく不老長寿のマキアの時の流れに合わせてお話が進んでいきます。
そのため、感情移入もしやすく気づいたらマキアの視点で映画を見ることができます。
ここでは映画を見る前と後でどう違ったのかをお話ししたいと思います。
この映画は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』と『心が叫びたがってるんだ。』の脚本を書いた方の初監督作品だそうです。
正直「あの花」と「ここさけ」は嫌いなのですが(一般向けだからか)、「さよ朝」はそんなに話題になっていないのと予告編を見たら良さそうな作品だと思ったので、見ることにしました。
『クジラの子らは砂上に歌う』のヒロインの声優さん(石見舞菜香)と主題歌を歌っている人(rionos)が同じということもあってさらに見たい!!と思いました。
予告編とHPでよく予習してから行きました。結構複雑なので分かりにくいと思ったので。
国や人物の名前、時の流れが速いためです。
結果的に予習しておいて正解でした。
たぶんあらすじ読まずに見てたらついていけてなかったと思います笑
初めに予告編見ただけのときもよくお話が分からなかったので(^^;;
クリム(イオルフの少年)が見た目が女の子に見えたので、舞台は少女の世界でレイリアとクリムは百合!?とか思ってましたし笑
あと沢城みゆきの声のラシーヌも百合っぽいですしね。これは仕方ない←
あと、不老不死だから少女しかいなくてもいいのか!と思ってました汗
本当は不老"不死"ではなく不老長寿でした。
不老不死だったら異性は必要ないし、もしいてもみんな死なないから子どもを増やす必要もないのかな?と。
だからイオルフの民には生殖能力がないのかな、と思ってたら違いましたね。
レイリアとクリムには両親がいるし、レイリアは後にメザーテの王様との間に子どもができる。
・・・イオルフは本当に不思議な一族です。
それは伝説にもなりますね。
ただ、疑問に思ったのは不死ではなくて子どもも生まれるのなら、どんどん人口が増えていってしまうのでは?ということ。
それから、病気で死ぬことはないのか?ということ。
この不死ではないということは映画の最後の方で伏線が回収されます。
あと、マキアとエリアルの関係はどうなっちゃうの!?と思いましたが、そこは母と子の愛をテーマにしているだけあって距離感が絶妙でしたね。
途中ふたりのことで何度も泣きましたが( ; ; )
「ひとりぼっちとひとりぼっちが出会ったか」と言っていたおじさん(バロウ)も実は・・・イオルフのハーフ!でしたし。
このおっさん、実は超イケメンです。
個人的には映画の男性の中でこのおじさんが一番好きでした笑
あと全体的に映画を見ると時の流れが早すぎて若干ついていけないですね。
でも、そこは人をよく見れば成長だったり髪型で分かると思います。
時の流れが早いのはマキア視点だからでは?と言っている方がいましたが、そう考えると納得できます。
というか、私は不老長寿でもないただの普通の人間なのに、いつのまにかマキア視点で映画を見ていました。
だから最初から最後までずっと泣きっぱなし。。。。゚(゚´ω`゚)゚。
エリアルと出会ってからは・・・特に。
以上、映画を見る前と後でどう変わったか?の感想でした。
次回は、もっと詳しくお話を思い出しながら感想を語りたいと思います笑